映画 天気の子 を見た。

評判は半々くらいなので大して期待せず見に行きました。アベマTVで君の名は以前の新海監督の作品もあらかた見ての鑑賞です。見て思ったのは間違いなく新海監督の作品であるということです。前作の大ヒットを考えれば自分のスタイルを貫くのは大変と思いますがその点は良く出来ていたと思います。ただ、君の名はの成功要素を踏襲することで物語全体が散漫になったように見えます。正直、のれないまま最後まで見たなというところでした。ラストの選択も悪くないしそういう話があっても良いと思います。ただ、銃や警察の絡みの部分は大作にするために付け足したようで本筋とは絡んでないように感じました。そういう部分をカットしてこじんまりと締めれば以前の新海監督の作品になるでしょうがそれがウケるかどうかはなんともといったところです。商業映画なので前作の受けそうな要素を入れていけば制作側の納得行くものになるのかもしれませんがやや新鮮味に薄くなったように思います。その中で自分の作品を作り上げた新海監督は立派と思いますが、もともと一般受けしない作風なのかもしれません。雨の東京が祈りでいっぺんに晴れていく光景は恐らく監督が描きたかった絵だろうと思いますし秀逸でした。全体的には良かったと思います。